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ブルガリアの合唱団

○ 《ブルガリア》 ルーツ・オブ・ヴォイス 神秘の歌声の誕生

   フィリップ・クテフ指揮 ブルガリア国立アンサンブル (1955 パリ, NONESUCH)

○ 《ブルガリア》 ブルガリアン・ヴォイス RITUAL

   ドラ・フリストヴァ指揮 ブルガリア国立放送合唱団 (1993,94 ソフィア, NONESUCH)

  

「 国境を超えてブルガリアからのメッセージを最初に運んだ楽団は、フィリップ・クテフの合唱団だった。1955年のことである。(中略)

 クテフはアンサンブル、合唱団を結成するにあたって、ブルガリア各地のコンテストで選り抜かれた優れた女性民謡歌手を糾合した。彼女ら1人1人が自分の出身地の歌に馴染みきった存在であり、なかには1000曲以上もの民謡を歌いこなせるほどの団員が何人もいたという。彼女らはそれらの歌を持ちより、さらに、改めて故郷の地に足を運んで、村の長老たちから多くの歌を教わってきたりした。民族音楽研究家でもあったクテフはそれらの歌を素材として自らも編曲するとともに、仲間の作曲家たちに依頼して “ブルガリアン・ヴォイス” 用のレパートリーを組み立てていったのだった。」

 (「ルーツ・オブ・ヴォイス」ライナーノートより 1996年6月 江波戸 昭)

   

『ジュロヴァ :一九八九年以来、ブルガリアには約三千六百の合唱団があり、そのうちの二千四百は少年合唱団と高等学校の合唱団です。(中略)

池田 :また、フィリップ・クーテフ氏の尽力も有名ですね。民族音楽の伝統をふまえつつ、西洋的な音楽に親しんできた人々にも馴染める曲に洗練させた熱意と技に、敬意をいだきます。

ジュロヴァ :ブルガリアのフォークロアの最も大きい特徴は、有機的な統一性です。それは前世紀に、初めてヨーロッパ民謡を記録しようとしたすべての人々に感銘を与えました。(以下略)』

 (『美しき獅子の魂 日本とブルガリア』 第3章 人間と言語 (215p)

   池田大作 アクシニア・ジュロヴァ  東洋哲学研究所、1999年)

   

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(ひとこと)

上記ディスクは、「ノンサッチ・エクスプローラー50」からの2枚。最近新しく発売し直されましたが、私は旧企画のものを中古で入手しました。

1枚目はまだ「ブルガリアン・ヴォイス」という言葉が知られるより前に録音されたもの。パリでの録音。2枚目は、比較的新しい、地元ソフィアでの録音。

どちらも比較的地声に近い、独特の発声法が魅力的。

また時おり挿入される、器楽アンサンブルによる舞曲も、独特のスピード感があって、とてもすばらしいです。

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